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広告に頼らない持続的なSNSを活用した集客方法

2018-12-28

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広告に頼らない持続的なSNSを活用した集客方法

2018-12-28

SNS

この記事は、2018年7月に私が皮革産業連合会の会報で寄稿した記事となります。

インターネットやWEBに興味関心のない下町企業の経営者向けに発信した記事になります。WEB業界に既に従事している人には、全く参考にならない記事でもあるので、そのような方はスルーしてくださいね。

「広告」の定義。

簡単に言えば、広く世間に広く知らせて人の興味関心を引きつけること。

そして情報伝達手段として、新聞、雑誌、ラジオ、テレビなどのマスコミ4媒体、屋外広告や交通広告、ダイレクトメール、インターネット広告など、「広告」とひとくくりにしても手段は目的や用途によって多種多様です。

ただし、すべての企業が潤沢な広告予算を持っているというわけではなく、限られた広告宣伝費を費やして自社の商品やサービスを宣伝しているのが実情だと思います。

今回は、広告に頼らずに自社商品やサービスを宣伝する手法についてご紹介します。

従来型の広告手法から大変革を起こしている情報拡散時代

ガラケー最盛期の2008年にapple社からiPhoneが日本のソフトバンクから販売されてから10年。この10年間で、一般消費者の情報収集の手段が加速度的に大きく変化してきました。これまでのマスコミ4媒体を中心とした情報収集から、スマートフォンやタブレット端末を通してインターネット上で情報を収集するのが一般的になりました。

そして従来よりも、格段に情報収集スピードも速くなり、そして24時間365日いつでも情報を検索して調べることも可能になりました。

今や各報道メディアがソーシャルネットワーキングサービス(SNS)から情報を収集して報道するというのも珍しくない時代です。もはや、情報の発信源が報道メディアから、我々一般消費者が情報の発信源と変化してきているのが実情です。

そのような情報拡散時代において、大いに活用されていて情報の発信源となっているのが、先述の通りSNSです。

このSNSを如何にして自社の宣伝手法として取り込めるかが重要になり、さらに自社のWebサイトへ誘導することを目的とした宣伝方法が今では主流になりつつあります。

企業でよく活用されているSNSツール

下記は企業が良く利用している代表的なSNSツールです。

  • Facebook
  • Twitter
  • Instagram
  • LINE
  • BLOG
  • YouTube

上記以外にもSNSツールは無数に多く存在しています。おそらくこのコラムを読まれている方の会社でも活用しているのではないでしょうか。

私自身が企業の方から多く頂いているお悩みや質問の多くに、

  • 「SNSは活用しているけど、効果は実感値としてはない。」
  • 「SNSでたくさんの人に見られるにはどうしたらいいのか分からない」

といったお話をよく聞きます。 このようなお話を聞くたびに、SNSの正しい使い方というよりも、考え方が企業に定着していないのが実態であると毎度思っている次第です。

SNSは“広告“ではなく、”コミュニケーションツール“

「SNSは情報を拡散して遠くに発信できるツール」というのが世間一般的な考え方ですが、まずその考えを改めることが、企業のSNS活用の第一歩です。

現代風の言葉で言えば、情報が拡散されることを「バズる」と言われていますが、何千人、何万単位でバズることは情報流通量過多の今の時代において、宝くじに当たるようなものです。

以下のグラフは、総務省が発表している「我が国のインターネットにおけるトラヒックの集計結果」から、日本のブロードバンドサービス契約者の「総ダウンロードトラフィック※1」と「総アップロードトラフィック※2」の推移を表にしたものです。

※(参照元)総務省「我が国のインターネットにおけるトラフィックの集計・試算」より作成
※1総ダウンロードトラフィック:Webサイトへの外部からの接続要求数、アクセス数などのこと
※2総アップロードトラフィック:回線や通信機器から送信した通信量などのこと

※1総ダウンロードトラフィック:Webサイトへの外部からの接続要求数、アクセス数などのこと
※2総アップロードトラフィック:回線や通信機器から送信した通信量などのこと

このグラフから言えることは、消費者がインターネットを通じて情報を収集する情報量がここ数年で爆発的に増えているということです。このような情報過多の時代において、拡散される情報発信を行うのは、なかなか難しいということが分かると思います。

コミュニケーションツールとして力を発揮するSNS

では、企業のSNSはどうやって使うべきなのか?

答えは、「コミュニケーションツール」として活用するという考えを持って運用するということです。SNSの一番の特徴は、「情報を早く届けることができる」ことです。

その特徴を活かし、“今”伝えたい情報をできるだけタイムリーにリアルタイムに発信し、人の心を動かして情報を伝えるということが広告を使わずに自社の宣伝を行うための現時点では最良な方法です。

SNSを活用するために友達登録者数やフォロワー数を増やす

SNSは自社のファンとのコミュニケーションのツールとして活用するためには、まず自社のSNSアカウントに登録してもらうことが重要です。

例えば、LINE@では「友だち登録」をすることで、友だち登録したユーザーにメッセージを送ることができます。また、FacebookやTwitter、Instagramもフォロワーになってもらえれば、いつでも自分たちのタイミングで宣伝することができます。

友だち登録者数やフォロワー数を増やすことが何よりも重要です。

SNSの友だち登録者数・フォロワー数を増やす方法

SNSの友だち登録者数・フォロワー数を増やす方法としては、とにかくお店のファンになってもらうために「特典」を用意したり、お得なキャンペーンと連動した企画を打つことが大事です。

例えば、「LINE@友だち登録で抽選で●名様に自社オリジナルアイテムが当たる!」などのオープン懸賞を実施するのも一つの方法です。

もし、現在インターネット広告やマスメディアで広告を掲載しているのであれば、SNSの友だち登録者数やフォロワー数を増やすための企画と連動させることで、自社の商品やサービスを利用してもらえる潜在顧客との接点を持つことができます。

今、注目の「LINE@」

※LINE@は、2020年1月からLINE公式アカウントとサービスが変更となりました。

数多あるSNSの中でもアクティブユーザーが多いのがLINEです。1日3600万人が使用していると言われています。即時性があり、ユーザーへの訴求力が高いのが魅力です。ちなみに、LINEとLINE@は別々のアプリで操作をします。LINEは一般ユーザー用、LINE@は企業や個人経営者となっており、LINE@はアカウント申請が必要です。

LINEは幅広いユーザーにりようされています。主に会社員や主婦、学生に利用されているアプリです。

LINE@のメリット

  • 到達率が高い
  • 開封率が高い
  • 簡単にクーポン配信が可能

一般消費者をターゲットにした来店型の店舗様で2017年3月からLINE@の運用支援を行ってきた際の実績です。来店予約(コンバージョン数)が昨年対比で約15倍にアップ。LINE@の友だち登録も実店舗で増やし続けていることで、セッション数の増加が顕著に表れるようになっている事例です。

LINE@運用の事例

まとめ

自社で真剣にSNSと向き合うことでWebサイトへのアクセス数増加を図ることも可能です。

特にLINE@を活用することでECサイトの売上増につなげている企業様も多くいる状況です。

LINE@だけでなく、自社のSNSの運用方針を明確にすることで、従来の広告手法とは違った方法で、自社の見込顧客とのコミュニティの場をSNSを通じて構築することが今の時代の情報発信手段と言えます。

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KAWARAI KAZUKI

株式会社ブラーヴォ COO 2006年法政大学 工学部卒業後、上場企業のWebマーケティング事業部の立上げに関わり、ディレクター・コンサルティング業務に従事。 2015年株式会社ブラーヴォを設立し、360日働き続けた結果、1期目は年商3,800万円。2020年9月で6期目。これまで100社近い企業のWeb活用を支援。脱サラしての経験とかも少しアウトプットしていきます。 現在、新しいワークスタイルを提唱していくビジネスを検討中。日々悩み中。悩んでることが楽しかったりする。

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